2004/09/24 日本経済新聞

草野球、ドームでプロ気分 日本一争う大会も登場

大阪ドームでの試合に臨む
草野球チームのメンバー

「ドームというのは本当に夢の舞台。あの高揚感は忘れられない。大感動でした」。
5年前に初めて体験したという吉崎賢博さんはドーム野球の魅力を口にする。最初は記念のつもりで「写真やビデオ撮影などをし、年末の飲み会で盛り上がろう」という感じ。だが一度体験すると、すっかり魅了されてしまった。
 今では大阪ドームで定期的にトーナメントを主催するほど。今年はこれまでに11回のトーナメントを開催し、44チームが参加した。
さらに東京ドームなど各地のドームで野球をする草野球仲間に声を掛け、KUSA1という事務局まで立ち上げた。昨年から全国の各ドーム大会優勝チームが草野球の日本一を争うまでになった。「決勝は11月27日に甲子園でやります。国歌吹奏や花束贈呈など、本格的ですよ」と吉崎さんは話す。